物件の仲介
自身は一軒家住まいのためマンションで暮らした経験はないが、つい先日叔母一家が30年来居住していたマンションが道路拡張に伴い解体されることとなり叔母一家を含む入居者全員が、保証金を貰って転居することとなった。
新居を探す必要に迫られ、急ぎ情報収集したのだが如何せん、築30年の物件に対する移転保証金だけで購入できるマンションとなるとかなり物件数も少なく幾らか上積すればとも思ったが引越しやその他費用や叔母一家の台所事情を考えるともう少し購入予算を増やしてほしいとは言い難く、物件探しは困難を極めた。
転出期限まであと一月を切った頃。自分の知り合いの方がマンションを売って老人ホームに入りたいのだが、、と相談に来られた。偶然にもそのマンションは叔母のそれから僅か数百メートルにあり、その事を話すと双方非常に喜ばれ話は僅か数日で決まった。自分とすれば不動産が専門ではないのでこれも知り合いの不動産屋に売買仲介を依頼し、予算もお互い納得の範囲で折合いが付き、自分も少しは役に立てたかとホッと胸を撫で下ろした。
少しばかりあった内装工事も終わり、引越しも済んだところで、新居にお邪魔すると、開口一番「いや〜、参ったよ。前に済んでた所と全く間取りが違っててよぅ。使いづらいったらないわ」・・・えっ?感謝される事はあってもよもやクレームを聞かされようとは思っても居なかった自分はそこでかなりのダメージをくらってしまった。そこへ更に「前はきれいな景色が見えたんだけどここは隣のマンションしか見えないのナ。南向きで暑いしよぅ」と来る。
結局何が言いたかったのかと言えばその僅かばかりのリフォーム費用の価格交渉。。ハナから儲けるつもりなどなかった自分は「いいよ。それで。悪かったね、粗悪な物件を紹介しちゃって。」と言うと態度は一変。「いやいや。おまえだから探せたんだ。下手すりゃ今頃賃貸暮らしだったよ。ここはまだ築20年しか経ってなくて新しいし前の所より広いし、何より駅も近くなって助かってるんだ」だって。
最初からそう言ってくれれば、ねぇ。